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AI顔認証の進化は監視社会の入り口~中国の監視体制強化で身体情報丸見え

AIによる顔認証

AIはディープラーニングをすればするほど賢くなります。
そのためディープラーニングに欠かせない米GPU開発のトップ企業nVIDIAの株価も堅調推移を継続中。

AIによる顔認証が行方不明者を特定

そうした中でちょっと気になる記事を見かけました。
7/25付日経新聞朝刊一面の中国の記事。

27年ぶりに子供と再会できた中国人の記事。
本来は喜ばしい記事ですが複雑な気分になります。

手掛かりは27年前の当時の写真だけ。
探し当てたのは中国ネット検索百度のAI。
行方不明の肉親を探すサイトに登録された6万枚以上の写真を分析し、親子関係を特定したとのこと。

詳細は記載されていませんがおそらくは現在の写真がSNSサイト等に載っていて、それと27年前の写真を付け合わせたのでしょう。
27年前とは容姿は全く異なるでしょうが、ディープラーニングで賢くなったAIが突き止めたのです。

元々中国では年間数万人もの子供が行方不明になるというとんでもない事情があるようですが、それでもAIをこういうことに投入し役立っていることは素晴らしいことです。

AIによる顔認証で高度な監視も可能に

しかし裏を返せば数十年を経て面影も薄くなった顔でさえAIで認識・特定できるということは、監視カメラさえあればいくらでも人の行動を監視できるということ。
一部報道によると、中国では既に街中の監視カメラで全ての人の行動が監視されているようです。

日本では空港の出入国時にパスポートの顔を使ってAIによる顔認証を実施するようです。
しかし免許証の顔データも警察に保管可能ですし、更にはマイナンバーカードの写真も総務省に保管可能です。
やろうと思えばいくらでも監視が可能になります。

SFやアクション映画で顔認証を使い犯人たちを追跡していた世界は、既に現実のものとなっています…