トヨタと米テスラが決別
ネットニュースを見ていたところ、日経オンラインで気になる記事を見つけました。
トヨタがテスラモーターズの株式を売却していたのです。

テスラは千葉県市川市長が強引に導入しようとして有名になったよね
ご存知の通りテスラモーターズはアメリカのEV専業メーカーで、富裕層を中心にものすごい人気を誇っています。
今年4月にはGMを抜いてアメリカで時価総額最大の自動車メーカーに。
昨日時点の時価総額は557億ドル。
トヨタとテスラモーターズは2010年に資本業務提携し、トヨタはテスラモーターズの株式を3%保有していました。
しかし目に見えて提携が進展することもなく、株式売却によりその提携も終焉を迎えたようです。

完全に切れたみたい…
トヨタはこれまでハイブリッド技術を軸に、最近は水素で走るミライを発売しています。
しかしハイブリッドがエコカーとして優遇されなくなると共に、現在は世界的なEV化の流れに独自性を見出せない状況です。
そうした中でEVの雄であるテスラとの提携が幕を閉じたのは、
「トヨタが見捨てられたのではないか」
との感じさえします。
アメリカではアップル、アマゾン、フェイスブックなどIT関連株が時価総額で上位を占め、更に既存企業との差を広げています。
トヨタも時価総額でテスラに抜かれる日が来るのかもしれません…
今回の資本業務提携とその解消に伴いトヨタは500億円規模の売却益を得たようです。
尤も、逃がした魚はそれ以上に大きいのかも…