インドの成長率が中国を上回っている
インドの高成長が継続中
5/31に発表されたインドの2016年4月~2017年3月期実質GDP成長率は7.1%となり、潜在成長率と言われる7.0%台を保ち3年連続で中国を上回りました。
ご存知の通りインドでは昨年秋に高額2紙幣の流通が突然廃止となった影響で、現金不足から消費が抑制され成長が減速。
尤も、その影響が収まりつつあることに加え地方選で与党が勝利しモディ政権への信認が高まるなど、今後は成長が加速するとの見方もあります。
高額2紙幣が廃止となったものの、逆に露店や田舎の散髪店なども含めあらゆる場所でキャッシュレス取引が急拡大するなど、転んでもタタでは起きない力強さもありました。

インドは既に人口世界一かも
インドは中国に次いで世界第二位の人口保有国で早晩世界第一位に躍り出るのは確実。
しかし中国の出生数統計の杜撰さから、実は既に第一位になっているとの見方もあります。
中国では超厳しい為替政策のために国内でお金が固定資産投資等に集中。
そのため不動産や株式など常にバブルとの闘いになる一方、インドではそうした傾向は今のところみられていません。
尤も、外資規制が厳しい一方で外資が引くと株式市場が急落するなど、中国同様に資本市場では不安定な動きを見せます。
インドに投資している
インド株を積立で投信中
実は私はこつこつと投信を通じてインド株を積立購入しています。
もう数年になります。
2000年代はじめのITバブル崩壊からの回復期、インド株投信や中国株投信が相次いで設定された時期に投資してちょっといい思いをしました。
インド株投資はその時以来になります。
インドというと「ゼロ」の概念を発見した国として理系・IT系のイメージが先行しますが、依然として農業依存度が高くちゃんと雨が降ってくれないとGDP成長率も悪化しやすいなど脆弱。
それでも英語が準公用語ですし、インフラ投資需要も強いなどこれからは中国以上に成長余地が大きいと考えています。
インド株投資はコストが高い
インド株投信はどれも信託報酬が高い(だいたい2%程度)ので、積立金額がある程度の金額になったら、1549上場インドETFに随時乗り換えています。
投信の場合はアクティブ型が多く、一方で1549ETFはシンガポール取引所に上場するNifty50先物に連動するパッシブ型と違いはありますが、1549は信託報酬が税抜き0.55%と低いため。
投資が長期間にわたる場合は、信託報酬の差がパフォーマンスを大きく左右するので。
⇒残念ながら上記インド株ETFは繰上償還・上場廃止になりました…
インド株投資のリスク
ちなみに計測期間255営業日(約1年)、95%信頼区間で計算してみるとリスクは直近10%強です。
想定していたよりも低いかな?
最近はボラの低下傾向が鮮明なので。
リーマンショックの時などは1~2年で株価が5分の1になったこともあります…

やっぱり超リスク高いよね
インドを始め新興国への投資はリスクが非常に大きくなるので、投資をする際は特に慎重に慎重を重ねて熟考してください!