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マイナス金利下での地銀の苦悩は続き収益構造が崩壊する

マイナス金利と地銀

日経レバETF純資産額の減少が続いており個人を中心にロングポジションを手仕舞っています。
一方、昨日は私が注目する日経ダブルインバースETFの制度信用買い残(相場の下げを見込む取引)が急増。
4月中旬から急増した際は連休後の踏み圧力になりましたが今回は如何に?

さて本題です。

地銀が外債の損切りに迫られている

5/16の日経新聞マーケット欄は、掲題の通りマイナス金利下で苦悩を続ける地銀の動きが複数掲載されました。

まずは「地銀、苦渋の仏国債売り」。
昨年11月から地銀は外国債券の売りを加速させています。
きっかけは米大統領選でトランプ大統領が勝利したこと。
不透明要因の剥落・巨額インフラ投資観測で株価が急騰、と同時に金利も急上昇し債券価格が下落し損切を迫られたのです。

記事にも載っていましたが地銀が外債残高を積み上げたのは日銀による異次元金融緩和政策と、その延長線上のマイナス金利導入です。
以前から一部の地銀は外債を保有していましたがあまりにも円建て資産の利回りが低下し、その他の地銀もやむを得ず外債投資にのめりこんだのです。
但し、メガバンクなどと比較し運用・リスク管理ノウハウに乏しかったため、損切に追い込まれたと推測されます。
地銀上位の静岡銀行も損切りした、と以前報道されています。

フランス国債に関しては米債やドイツ国債と比較して利回り、流動性のバランスが比較的良かったためでしょう。

和(なごみ)キャピタルの助言や人材育成を以ってしても地銀の市場運用は相当厳しい
地銀をはじめとした地域金融機関への投資助言・人材育成業の和キャピタル従業員がモーサテに出演していた。解説内容はごもっともであるが、地域金融機関が現状を打破するのも何もしないのも、どちらも地獄の様です。全ての元凶はマイナス金利政策ですけど。

ゼロ金利政策が銀行を苦しめる

益があるモノはとりあえず売る銀行

次に「銀行、REIT売り越し」。
4月の投資部門別売買動向で銀行は119億円を売り越し、1年1か月ぶりの大きさになりました。
含み益があるものを売る「益出し」を行ったのです。
REITは今年に入りじり安だったことに加え、北朝鮮動向・フランス大統領選を前にしたリスクオフなどを警戒し、期が変わったとたんに益出しを急いだのでしょう。
こういった動きは通常債券など他の資産にも見られ、「期初の益出し」と言われています。

REIT指数は日経225やTOPIXなどと比較して、アベノミクス相場以降のパフォーマンスは冴えないものとなっています。
それでも益出しをできるのは、それ以前の更に安いときに購入し長期保有していた銘柄や、アベノミクス相場以降に買った益の薄い銘柄のはずです。

ということは、これら虎の子を売らざるを得ないところまで追い込まれているということ。

利回り曲線が寝ている日本では銀行は辛い

日本よりも深堀したマイナス金利を導入しているスウェーデンでは、長短スプレッド(長期金利と短期金利の差)が大きいこと・貸出が好調なことで、銀行の利ザヤは日本よりもはるかに大きく、銀行が追い込まれる状況にはありません。

一方、日本ではイールドカーブコントロールと称し、長期金利まで異例の低水準まで抑え込んでいるために銀行が苦境に立たされているのです。
このままでは地域金融機関を中心に経営が行き詰まり、地域経済が疲弊するのを待つだけ。

一刻も早いマイナス金利の解除とイールドカーブコントロールの見直しが迫られていると考えます。