1570日経レバETFの残高が半年ぶりの水準まで増加

日経レバETFに注目

現在、逆張り的に1570日経レバETFの投資口残高が、昨年11月下旬以来約5か月振りの水準まで増加してきています。
4/22の日経新聞マーケット欄にも載っています。
この1570日経レバETFは、その名の通りレバレッジを効かせて通常のETFの2倍の値動きをします。
主に個人投資家が利用しているといわれています。

日経平均株価が2%上下すれば、日経平均レバETFは4%上下します。
そしてこのETFが買われれば、設定している野村アセットはそれに相当する資産として日経平均先物を買付けます。
逆に、売られれば野村アセットは買い付けていた日経平均先物を売却します。

つまり、日経平均レバの残高はその時の個人投資家の相場観を表すことになります。

レバ型ETF残高から、現状個人は強気転換

日経レバETF残高では個人が強気に転じている

日経平均株価、1570日経レバETF残高

上記グラフは昨年11月以降の日経平均株価と1570日経レバETF残高の推移です。
右軸のETF残高単位は億円です。
相場が上昇すれば、積み上げたロングポジションを利食うためにETF残高が減少し、相場が下落すれば逆張り的にロングポジションを構築するためにETF残高が増加します。

ちなみに、このETF残高が最大になったのは、マイナス金利政策に踏み切った2016年1月末から2月初めにかけてです。
9,000億円を超えていました。
年始から上海株の急落を受け、相場が軟調に推移していたためです。
但し、マイナス金利導入で相場が戻ると、やれやれ売りを出して日経平均レバ残高は減少しました。

尤も、その後急速な円高と株価の下落時には逆張り的な買いは限定的で、ポジションを積み上げる動きはあまり見られませんでした。
あまりにも相場の下落スピードが速かったためと推測されます。

先月初旬以降相場がレンジを切り下げる動きを見せると、再び日経レバETF残高の水準も回復してきていることがわかります。
基本的に、相場がレンジ内で方向感に乏しい動きをしているときは残高は低水準、相場が荒れ気味になると残高が増加する傾向があります。
また、相場が徐々に下がるときは残高は増加するものの、あまりにも下落スピードが速いと様子見になって残高は増えない傾向もあるようです。

日経ダブルインバースETF残高から個人の相場観を推測

日経平均株価、1357ダブルインバース残高

ちなみに、上記グラフは日経平均株価と1357日経平均ダブルインバースETF残高の推移です(レバレッジをかけて相場の下落を見込むETF)。
こちらも右軸のETF残高の単位は億円です。

こちらは、きれいに相場の動きをトレースしています。
相場が上昇すると、逆張り的に相場が下落することを見込んでポジションを積み増し、相場が下落すると積み上げたポジションを手仕舞う動きです。

個人の相場観を探るために、こういったデータを活用することもありです。

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