雪も立派なエネルギーになる~データセンター冷却に活用する

雪がエネルギーになる

IBMが決算受け株価急落…

カールビンソンが実は東アジアから遠い場所にいたらしいですが、アメリカは一旦油断させてからやるのが常套手段なので、引き続き警戒は続けましょう。

既に4月に入り、北国にも春がやってくる季節となりました。
といっても北海道などはまだ寒いですよね。
私は友人の結婚式出席のため4月に札幌を訪れたことがありますが、薄手のコートでは耐えられませんでした。

雪がエネルギー化する

雪が貴重なエネルギニーになる

さて本題です。
4/17の読売新聞環境面に

雪国救う?雪エネルギー

との記事が掲載されていました。
北海道の内陸部にある美唄市の空知工業団地のデータセンターについてでした。
この地でデータセンター運営時に発生するサーバーからの熱を、雪を使い冷却するという研究が行われているとのことです。

研究開始は2014年7月。
室蘭工業大学と地元の設計会社数社などが手掛けています。

仕組みとしては、雪を高さ5メートルに野積み。
その上を厚さ30センチの木質チップで覆い断熱効果を高め、雪の下には不凍液を循環させるパイプを埋め込む。
そのパイプをサーバー室まで延長して循環させることで、サーバー室を冷やす仕組みです。
水冷式のCPUクーラーではなく、空調に使うようですね。

北海道という土地と気候が省エネに役立つ

研究段階ですが、都内にデータセンターを設置するのと比較すると、4割の省エネになっているとのことです。
光ファイバーによる通信環境がしっかりしていれば、通常データセンターを都内に置いておく利点は多くありません。

ちなみに、投資の世界ではそうはいきません。
フラッシュボーイズという書籍でちょっと前に話題になったように、できるだけ取引所の近くにサーバーを置き(コロケーション)、アルゴ取引に使うことが常識化しているためです。

雪冷却システムのメリット・デメリット

雪冷却のメリット

この冷却システムの利点は、
原料となる雪は、今まで雪捨て場に捨ててきた雪を使うこと。
溶けた雪を循環させるわけではないので、融雪剤や砂の混じった雪を使用できること。
雪を野積みにすれば建物建築が不要、且つ木製チップのおかげでひと夏を越した後でも30%程度しか解けない。
などです。

更には、冷却に使い温度の上がった不凍液を使い、今度は逆にその暖かさを利用してビニールハウスの暖房やアワビの養殖を可能にするなど、利用方法は広がりを見せています。

雪冷却のデメリット

一方で欠点として、
雪捨て場を使用するので、データセンター設置個所が限られる。
木製チップを被せているとはいえ冷気が出るので、周辺に農地がある場合は断熱の徹底が必要。
雪の少ない年はかき集めるのが大変になる可能性。
などです。

尤も、自然の、且つその地域で厄介者扱いされ処理にコストのかかってきたモノを利用できるのですから、大いに研究してもらい、省エネ、対地球温暖化対策、地域の活性化につなげてほしいと思います。

素晴らしい研究です!

こういう研究にこそ、税金による補助を使ってほしいのに。

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