アクティブ運用はもうダメなのか?~インデックス型にも弊害あり

アクティブ運用

アクティブ運用の受難時代

インデックス運用とアクティブ運用

4/16の日経新聞朝刊の一面は、デカデカと「株指数運用 市場を席捲」との見出しで、インデックス運用比率の上昇と、アクティブ運用の衰退、そしてその衰退を一部嘆くような記事が掲載されました。

このブログを読んでいる方は相応に金融リテラシーが高く、それぞれの違いはわかると思いますがおさらいします。
インデックス運用とは、株式市場でいえば市場に数ある銘柄をあらかじめ定義したグループにまとめて指数化し、その指数に沿って機械的に運用する手法です。
一方でアクティブ運用は、インデックス運用よりも株価上昇が見込める個別銘柄に着目して集中的に資金を投入したり、独自調査で割高・割安を判断しロング=ショート戦略をとったりします。

独自調査にはコストがかかりますし、売買タイミングも重要で当然ながらその判断にもコストが発生するため、インデックス型運用よりも高コストになります。
コスト的にはインデックス運用はアクティブ運用の2割程度とのことです。
更にとんがったファンドであるヘッジファンドは、まず残高の2%、更に成功報酬として儲けの20%が必要となるのが一般的です。
ちなみに、運用成績は一般的にインデックス投信との差としてα(アルファ)で表現されます。

劣勢なアクティブ運用

近年では、長期間にわたりインデックス運用の成績を上回り続けることは困難、ということが最近は世間一般的に知れ渡っています。

勝ち続けることが困難なうえにコストも高いなら、インデックス運用にしてアセットアロケーションだけ設定すればいいや、っということです。
インデックス運用にシフトするのは世界的な潮流で、GPIFでも8割に上っています。

インデックス運用の弊害

しかし、当然ながら弊害もあります。

最大の弊害は、投資したくないと思った銘柄も指数に組み入れられていれば機械的に保有しなくてはいけないことでしょう。
例えば、不祥事を起こしたりして存続が危ぶまれても、指数から外れるまでは保有しなくてはいけません。
不祥事銘柄も過大評価され続けるのです。

ちなみに、個人投資家で個別株投資を行う人は立派なアクティブ運用のファンドマネージャーです。

それでもアクティ運用投信に期待する

ここで、表題にもしたアクティブ運用はもうダメなのか?です。
私はダメとは思っていません。

テーマ型など運用期間が短期のモノでは判断が困難ですが、アクティブ運用も既運用期間が比較的長期間のモノを選ぶのがいいのではないでしょうか。
信託報酬は年率1.5%違えば、10年で15%です。
十分に取り返せる差だと思っています。
但し、iDeCoなど超長期にわたり積み立てるケースではインデックス型の低コストが効いてくると考えています(私もそうしています。)。

 最近TVCMで投信の運用成績の差を比較できる販売業者を見ますが、ある程度の期間の成績を比較して自分で判断するのが賢明だと思っています。
前記TVCMの販社以外にも、ネット証券で投信のパフォーマンス比較可能なところもあるので、ぜひやってみてください。

また、最近はアクティブ運用もチームで運用方針を決めるファンドが大勢ですが、それでは飛び抜けた成績は残し辛いのではないでしょうか?
とんがったファンドにも期待です。

最後に、投資は自己責任ですので、慎重に慎重を重ねて熟考してください!

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