配当金と株主優待を考える~小口株主重視は企業の怠慢

配当金と株主優待

3月末は配当金・株主優待狙いの季節

もうすぐ多くの企業の決算期末である3月末がやってきます。
ということは、配当を得るための権利が確定する日がやってくるのです。

株式を持っていて配当・株主優待が楽しみな人、これらを目当てにこれから買おうという人もいるでしょう。
一方で、中にはそういう動きを見込み配当取りの動きが入りやすい株式を前もって仕込んでおき、今か今かと売り時を見計らっている人もいるでしょう(相場が高値圏に来ているので特に多いかもしれません)。

私は配当生活を意識し始めました。
既に配当生活をしている人も沢山いるようですが、今の相場の居所や配当水準だとここで仕込むのはちょっときつそうです。
やはりイベント待ちです(いざ急落しても、ビビって何もできないかもしれませんが…)。

株主優待制度の問題点と弊害

株主優待は大口株主軽視政策

では、ここからが本題です。
多くの企業で配当を実施していますが、同時に株主優待を実施している企業も多くあります。
株主からすれば実質的価値が同じなら拘りはないと思いますが、株主優待が自分にとって使いにくければ「現金でくれよー」ということになります。
簡単な例でいえば、小売業が買い物割引券をくれても近くに店舗が無いとか…
(細かいことを言えば優待には源泉税がかかりません。但し、一時所得に当たる可能性がありますので、大量にやる人は要注意です。ちゃんと調べましょう!)

それでも、企業が株主優待を実施する理由は何でしょうか?
それは、小口の株主数を増やしたいからです。
大口株主が増えると煩いことを言ってきたリ、その売買動向で株価が乱高下したり、果ては大口株主によるM&Aや大量の株式が他株主に一気に移動してしまう可能性もあります。

ですから、小口で煩いことを言わない個人株主数を増やしたいのでしょう。
株主優待の内容が小口株主に有利なことからも、その真意がうかがえます。
例えば100株で500円分のクオカードを貰えるケースでも、1,000株だと3,000円分しか貰えないようなケースがほとんどです。
小口優です。

こうした制度は、「保有株式数に応じて等しく権利を有する」という極めてあたりまえなことに反することから、大口株主にとっては「廃止してくれー」というものに他なりません。
大口株主の権利を不当に侵害されているのと同じだからです。

最近は小口株主優遇銘柄が増えてきており悩みの種です。
企業に事業と経営の自信があれば、安易に株主優待を導入せずとも多くの株主に支持され、年金資金など長期的な株主も増えて行くと思うのですが…

ということで、私が今まで配当目的に購入を検討した銘柄は株主優待が無いか、あったとしても少額もしくは保有株数に応じて等しく権利を有する銘柄になります。

株主優待ブーム

現在は株主優待ブームともいえる状態です。
巷の経済紙や週刊誌までもが、株主優待で多くの商品類をゲットしている投資家を紹介しています。
特にテーマパークや外食産業の銘柄で、優待内容としては食品・金券類が人気のようですね。

ここまで株主優待にいろいろと言ってきた私ですが、実は権利取りを時々やっています。
空売りを絡ませて株主優待だけ貰うやり方ですけど。
小口株主が優遇されるなら、「とことん享受してやりましょう」てことです。
3月・9月以外だと対象銘柄少なく空売りがやりにくくなるので、やるのは3月・9月だけですけど。

特に、昨年9月はカブドットコム証券が空売り手数料を全額キャッシュバックしてくれたので、今までで最高数を手掛けてしまいました。
前回初めて手掛けた三越伊勢丹の株主優待は、ちょっとフォーマルな買い物をするようなときに加え、デパ地下のお惣菜・ケーキなども対象になるので大変重宝しています。
今3月期は、条件次第です。

以上、文句を言いつつも貰えるものは貰うという、「セコイ」わたくしめでした。

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