iDeCo加入金融機関(運営管理機関)を変更
iDeCoを移換する際は全ての資産が現金化
以前の記事にちょこっと書きましたが、私はつい最近個人型DC(通称iDeCo)の運営管理機関(運管)を某地銀からSBI証券に変更しました。
新パスワードが発行され新規配分割合も指定し、あとは旧運管からの資産移換が完了するのを待つばかりでした。
ところがとんだ落とし穴がありました!
運管変更の手続きを書面で行った後に旧運管の資産を一旦キャッシュ化し新運管に移換させ(自動的にされる)、その資産を別途個別にスイッチングするという流れは理解していました。
しかし旧運管による強制売却指示に伴う約定から、実際に資産が移換されるまでの期間が結構長いのです。
当然ながら全ての資産がキャッシュ化されなければ移換はされません。
国内株ファンドなどはいわゆるT(Trade)+2でキャッシュ化され待機資金として移換手続き待ちとなります。
インド株投信のキャッシュ化には時間がかかる
しかし、私が投資していたインド株投信は約定されてもキャッシュ化はなんと翌週なのです。

1資産でもキャッシュ化されないと移換が後ずれ
そのファンドの投資先企業がたまたま休場だらけか、そもそもインドの証券制度上キャッシュ化までの期間が長いのか、両方か?。
待機資金として相場変動から隔離される
ということは私のiDeCo資産は先週から新興国株式だけではなく、国内外株式や債券など全ての投資対象の値動きから隔離されているのです。
キャッシュ化から実際の移換に、更にどれだけ必要になるかもわからず…
昨年の初めのようにだらだらと相場が下がる局面では、期せずして高く売り安く買い戻すグッドオペレーションになります。
しかしトランプ当選後のような急騰局面では、相場上昇から置いてけぼりにされるのです。
あわてて一部ちょっとした自衛手段をとりました。
対象資産のETFを購入したのです。

iDeCoと違い値上がり益には課税されるけどやむを得ず
相場はどう動くかわからないものの、今週末の日米首脳会談で不透明感が払拭され相場急騰などとなればかなり凹むことになりそうです…
iDeCoを検討中の方は、最初の運管選定はくれぐれも慎重に!
運管変更にはこういった苦労(苦悩?)に加え費用負担もつきまといます…
運が良ければいいけど。
